ロープの扱い方を確認する(右から)門池さん、嶋田さん、石井さん

 群馬県の安中署と安中消防署は8日、群馬県安中市松井田町入山の並木沢周辺で、山岳遭難救助の合同訓練を行った。両署がそれぞれ今春初めて配属した女性隊員3人を含む計11人が、救助の手順や互いの連携などを確認した。

 訓練は崖下にある並木沢で要救助者を発見した想定で行った。女性隊員3人のうち、安中消防署の門池沙紀さん(27)と石井花奈さん(27)さんはロープを使って崖下に下降する訓練などを行った。石井さんは要救助者役も務めた。安中署の嶋田小春さん(23)は下降する隊員を支えるロープのさばき方など支援技術を確認した。

 両署は年に数回、対応能力の向上と連携強化を目的に合同で訓練している。3人は「実際に山中で訓練したことで勉強になった。皆さんの力になれるように訓練していきたい」などと力強く語っていた。

 同消防署によると、高崎市等広域消防局管内では4月から同日までに5件の遭難事故が発生した。いずれも妙義山系で中高年の登山者が多かった。コロナ下の屋内を避ける意識から登山人気が高まっているといい、「自分の技術や体力をよく見極め、体調の悪い日は登らないという勇気も必要」と呼びかけている。