群馬県みどり市発注工事の指名競争入札への指名停止状態が続く「指名回避措置」を受けて工事を受注できなかったとして、市内の土木工事会社が8日までに、市に対して措置の取り消しと、指名停止期間中の逸失利益など約208万円などを求める民事訴訟を起こした。前橋地裁(田中芳樹裁判長)で同日、第1回口頭弁論が開かれ、市側は取り消し請求の却下と損害賠償請求の棄却を求めた。

 訴状によると、同社は2021年9月8日に市発注工事2件の指名を受けたものの、同族経営会社が整備した太陽光発電施設の敷地の一部に市有地が含まれているとの報道があった後の同17日、指名取り消しを通知された。同日以降、同社に市発注工事への指名通知がないことが「指名回避措置」で行政処分に当たり、「権限の乱用で違法」と主張している。

 これに対し、市側の代理人は上毛新聞の取材に「処分性はない」としている。