東邦亜鉛安中製錬所(群馬県安中市)が排出した非鉄スラグの一部に基準を超える鉛やヒ素が含まれていた問題で、県は8日、3月末時点の調査でスラグが建設資材として県内117カ所で使用されていたと発表した。このうち94カ所ではスラグの撤去が完了しており、残りの23カ所も撤去予定。

 県によると、環境調査は112カ所で実施し、民間工事の104カ所のスラグで基準を超える有害物質が検出されたが、いずれも周辺の土壌汚染は確認されていないという。

 未撤去の23カ所は立ち入り禁止などの対策をしており、県廃棄物・リサイクル課は「有害物質の摂取リスクは極めて低い」としている。今後も引き続き使用場所の調査を進める。