5月27日に降ったひょうの被害について、群馬県は8日、東毛地域を中心とする13市町村の農作物や農業用施設の被害総額が9億2600万円、被害面積が930ヘクタールに上ったと発表した。近年では、嬬恋村で14億円超の被害が出た2017年に次ぐ規模。

 県によると、収穫直前だった二条大麦の被害が最も大きく、被害面積の半分以上となる503ヘクタールで、2億1300万円に達した。小麦が1億4600万円、ナスが1億3200万円と続き、ニガウリとキャベツにも影響した。

 ビニールハウスが破れるといった農業用施設の被害は176戸、2億1800万円だった。

 平年比3割以上の減収が見込まれる被害があったことから、県は県農漁業災害対策特別措置条例を適用する方針。県技術支援課は「被害状況の調査を進め、市町村と連携して樹草勢の回復にかかる経費などを助成したい」としている。