「ハッピーアワー」の一場面((c)2015 KWCP)

 映画「ドライブ・マイ・カー」で米アカデミー賞国際長編映画賞に輝き、世界的に注目される濱口竜介監督の作品が10日から、群馬県高崎市の高崎電気館で特集上映される。学生時代の作品から最新作まで14作品を上映。濱口監督の歩みをたどることができる。

 東京大在学中に映画研究会のメンバーと撮影した8ミリ作品「何食わぬ顔」(2002年)や、世界に認められるきっかけとなった東京芸大大学院生時代の修了制作「PASSION」(08年)、5時間17分の大作「ハッピーアワー」(15年)、ベルリン国際映画祭で銀熊賞(審査員グランプリ)を受賞した最新作「偶然と想像」(21年)などを上映する。

 東日本大震災関連のドキュメンタリー「なみのおと」(11年)をはじめとした東北記録映画三部作もスクリーンで見ることができる。「ドライブ・マイ・カー」は上映しない。

 全国29のミニシアターで行われる特集上映の一環。同館は「これだけ多くの濱口作品を一挙に上映する映画館はなかなかない。監督のキャリアを振り返ることができる貴重な機会。上映機会が少ない作品も多いのでぜひ見に来てほしい」と呼びかけている。

 前後期2部制。前期は10~26日に10作品、後期は7月8~23日に7作品を上映する。料金は一般1500円。一部の作品は金額が異なる。問い合わせは同館(☎027-395-0483)へ。