「小腹が減って」―。警察署の留置人に支給する弁当からサンマの塩焼き一切れ(時価50円相当)を盗み食べたとして、県警は10日、県内警察署留置管理課の男性巡査(21)を戒告の懲戒処分とし、窃盗容疑で前橋地検に書類送検した。巡査は同日、依願退職した。

 書類送検容疑は5月9日、署長が管理する弁当から塩焼き一切れを盗んだ疑い。監察課によると、「小腹が減り、ばれないと思った」と容疑を認めている。

 サンマを一口食べた際に同僚が現れたため、残りをごみ箱に捨てた。同僚が一切れ足りない弁当を含めて複数の留置人がいる部屋に配ったところ、留置人が数の違いに気付いて発覚した。

 巡査は4月中旬から食べ残しの手付かずのおかずを盗み始めた。その後、個室の留置人の配膳から片付けまでを自分が担えば発覚しないと考え、配膳前にも盗むようになったという。

 監督責任や報告の遅れなどで、留置管理課長を所属長注意、副署長を口頭厳重注意、署長を業務指導の内部処分とした。10日付。

 一方、知人女性への強制わいせつ容疑で埼玉県警に逮捕された高崎北署刑事課の男性警部補(42)=処分保留で釈放=を停職6月とした。警部補は10日に依願退職した。

 群馬県警の滝川和典首席監察官は「職員の指導を徹底し再発防止と信頼回復に努める」と述べた。