群馬県高崎市は市内循環バス「ぐるりん」や高崎アリーナシャトルなどのコミュニティーバスに、交通系ICカードを導入する。県内の民間バス事業者で導入が進んでいることに加え、感染症予防の観点から非接触型決済の必要性が高まっていることなどを踏まえた。導入は2023年1月を予定している。

 Suica(スイカ)やPASMO(パスモ)、県地域連携ICカード「nolbé(ノルベ)」などを使えるようにする。相互利用も可能で、市外からの観光客や買い物客らの利便性向上も期待される。

 導入に合わせ、新たに65歳以上の高齢者向けバス利用支援制度として、新敬老バスカードを販売する。交通系ICカードが使用できる路線で使え、5000円分がチャージ(入金)されたカード「Suica Light」を4000円で購入できる。有効期限は最大6カ月(払い戻し不可)で8月の販売開始を予定する。

 ぐるりんで使用可能になるまでの移行措置として、回数券の敬老割引販売も行う。定価1000円(1200円分使用可能)を800円で販売。新敬老バスカード、回数券とも従来の高齢者の負担軽減策と同等の割引率を維持する。

 交通系ICカードは、あらかじめ現金をチャージしておくと、読み取り機にかざすだけで自動的に料金が引き落とされ、電車やバスなどに 乗ることができる。

 5月末の民放バラエティー番組で、ICカードを使えないことが「市民の不満(『ウップン』)」として取り上げられ、出演した富岡賢治市長が改善を約束していた。