タクシー内に配置される受け子に向けた警告チラシ(画像の一部を加工)

 特殊詐欺被害を防ごうと、県警は11日から、犯人グループで現金やカードを受け取る役を担う「受け子」への警告チラシを県内のタクシー約1400台に備え付ける。タクシーを利用することが多い受け子をけん制し、犯行を断念させる狙い。

 県民防犯運動(11~20日)の一環。県内のタクシー事業者55社が協力する。チラシには「あらかじめ指定した方法により警察に通報する」「ドライブレコーダーの画像を警察に提供する」などと書かれ、後部座席から見やすい位置に掲げる。

 前橋地区タクシー協議会の矢嶋敏文会長は「群馬の安全安心のために協力していきたい」と話した。

 県警によると、5月までに県内で認知した特殊詐欺は件数が前年同期より減る一方、被害額は上回っている。息子などを装う「オレオレ詐欺」や、警察官などをかたってカードを準備させ、すり替えて盗む「キャッシュカード詐欺盗」が目立っており、県警は「少しでも被害を防ぎたい」としている。