新型コロナウイルスの感染拡大の第6波で、1~5月に群馬県内でクラスター(感染者集団)が248件発生し、うち4割弱の91件が高齢者施設での発生だったことが県のまとめで明らかになった。感染力が強いオミクロン株の特性により急速に施設内で感染が広がったことや、介護と感染防止対策の両立が難しいことが背景にあるとみられる。

 県感染症・がん疾病対策課によると、高齢者施設に続いて学校47件、保育施設47件、病院32件、事業所11件などの順に多かった。飲食店でのクラスターの発生はなかった。

 県は高齢者施設でのクラスター発生を防ぐため、希望する施設の職員にスクリーニング検査を実施。施設内でクラスターが発生した場合は感染制御チーム「C―MAT」を派遣し、施設内のゾーニング(区分け)を行うなどの感染防止対策を講じている。施設内療養者への医療は原則として施設の協力医や嘱託医が行うが、対応が難しい場合、災害派遣医療チーム(DMAT)を派遣している。