街頭演説する立民・泉代表=12日、高崎市
街頭演説する共産・志位委員長=12日、高崎市

 参院選の公示を前に、立憲民主党の泉健太代表、共産党の志位和夫委員長が12日午後、それぞれ本県入りした。群馬選挙区(改選数1)では立民が連合群馬副事務局長で無所属新人の白井桂子氏(60)を推薦し全面的に支援する一方、共産は新人の高橋保氏(64)を擁立。 2016年、19年は同選挙区で旧民主系政党と共産による候補者一本化が実現したが、今回は「共闘」せず、公認・推薦する候補者が競合する公算が大きくなっている。

 無党派層や政権批判票の受け皿になろうと泉、志位両氏の主張は熱を帯びた。

 「自民党、岸田さんは全く物価高対策を打っていない」。泉氏は午後4時40分ごろ、JR高崎駅東口で白井氏と共に演説し、こう訴えた。党の公約の「生活安全保障」をアピールし、参院選で声を上げ、物価対策をやるべきだという結果にしなければならないと強調した。安全保障を巡っては「核共有も敵基地攻撃能力も必要ない。兵器を買えば強くなるという考え方は極めて危険だ」とした。

 志位氏は午後5時半ごろ、同駅東口で高橋氏と共に演説し、「参院選は平和と暮らしがかかった重要な選挙だ」と訴えた。自公政権がロシアのウクライナ侵攻に乗じて軍拡や改憲などの議論を進めているとし、「軍事対軍事で平和はつくれない。日本を戦火にさらすことになり許されない」と批判。国連憲章や憲法9条に基づく平和外交や独自の経済政策を訴えた。