JR東日本高崎支社は、若手社員のアイデアを生かした高崎線、吾妻線、八高線の沿線活性化やブランド力向上に取り組む。沿線ごとに組織横断のプロジェクトを立ち上げ、若手が自ら自治体や地域の企業と協力し、アイデアを具体化していく。吾妻線、高崎線で7月以降、第1弾のイベントを行う。

 高崎線のプロジェクト名は「SILK QUEST(シルクエスト)~高崎線 Link up プロジェクト~」。同線が絹の運搬に重要な役割を持っていたことを踏まえ、挑戦や冒険を意味する「クエスト」と合わせた造語とした。

 8月25日から9月7日まで熊谷駅で電車や新幹線をテーマにした園児の絵画展「シルクエミュージアム」を開催する。埼玉県内にある沿線の7園が約140作品を寄せる。

 吾妻線のプロジェクト名は、同線の頭文字や愛、出合いなどの意味を込めた「Ai(あい)プロジェクト~そんなんあったん!?吾妻線~」。7月1日から9月30日に万座・鹿沢口駅を発着点とする「駅からハイキング」を企画した。嬬恋村と連携して草軽鉄道の廃線跡地を巡るコースを設定し、切符を再現した記念硬券、周辺店舗などで使えるクーポン券の特典を設けた。

 両プロジェクトのメンバーは「高崎線といえば通勤というイメージを払拭したい。地元の酒や食材を使った食の提供も考えたい」「吾妻線に乗務していると魅力がたくさんある。草津温泉に直行するだけではもったいない」と意欲を見せている。八高線は今後、イベントを企画していく。

 駅員や乗務員などとして勤務し、現場や乗客に近い若手の目線を生かしたい考え。南沢千春支社長は「お客さまの声を聞いて企画、立案、実行していくことは社員の成長にもつながる。地域と連携して活性化していければ」と期待した。

 イベントの問い合わせは同支社(電話027-320-7111)。