父の日向けの商品をそろえたアピタ前橋店

 父の日(19日)を前に、ギフト商戦が群馬県内小売店で活気づいている。新型コロナウイルスの感染状況が落ち着き、コロナ以前のような外出向け商品が人気を盛り返している一方、かつて定番だったネクタイはクールビズで下火になっている。各社はエピソードを募集したりクーポンを配布したりして関心を引き、売り上げ増に知恵を絞る。

 けやきウォーク前橋(前橋市)内のアピタ前橋店は、2階催事スペースに男性向け衣料や小物などを集めたコーナーを設置した。イタリアンレザーの財布やベルトを3割引き(2千~3千円程度)で販売。売り場担当者は「近年は家などでリラックスするグッズが中心だったが、新型コロナがある程度落ち着いた状況を踏まえ、お出かけ用の品物が増えている」と話す。

 前橋スズラン(同)の紳士服売り場ではポロシャツが人気で、肌着や靴下などもセットで売れる。担当者は「以前はネクタイが定番だったが、クールビズですっかり少なくなった」と変化を実感する。

 ベイシア(同)は19日までアプリ会員対象に父の日にまつわるエピソードを募集、入賞者にベイシアポイントをプレゼントする。店内のコーナーではビールや体脂肪を減らす効果をうたった緑茶、冷感シャツなどを並べる。

 酒類販売の仲沢酒店(高崎市)は、新潟の地酒「久保田」の純米大吟醸や特別本醸造などを飲み比べできる5種詰め合わせ(6600円)を勧める。群馬の地酒やウイスキーなども売れているという。

 ゴルフ用品販売の有賀園ゴルフ(同)は通販サイトで「父の日特集」を展開。3千円以上購入で使える200円クーポンも配布する。高崎オーパ(同)もホームページで父の日ギフトを特集し、ボディーバッグや化粧水、サングラスなどを紹介している。

 作業服・アウトドアウエア販売のワークマン(伊勢崎市)は5月下旬にゴルフ用ウエアを発売した。広報は「ゴルフ好きの開発者が4年かけて製品化した。ギフトにぜひ」と呼びかけている。