着物の着付けを体験するウクライナ避難民の女性

 群馬県前橋市の学校法人ニッポンアカデミーが受け入れたウクライナ避難民の女性10人が15日、同法人が運営する同市内の専門学校で着物の着付けを体験した。前橋茶道会(長谷川翔雪会長)と市中央公民館共催の「市民の茶席」にも参加し、日本文化を学んだ。

 着付け体験は、同専門学校の講師ら3人がマネキンを使って指導した。10人は互いに手助けしながら、見よう見まねで挑戦。れんが色の麻の葉模様の着物に着替え、うれしそうに着物姿を写真に収めていた。

 「市民の茶席」は同公民館で開かれ、同会役員の高橋宗康さんらが用意した抹茶やアジサイをモチーフにした和菓子を味わった。作法や道具の説明も受け、日本文化を体験した。

 ヤツニアック・アンナさん(19)は「初めて着物を着た。日本人のような気持ちになれて、うれしい」、ベルドホールド・アンナさん(19)は「和菓子は不思議な味だったが、おいしかった。この機会をもらえて感謝している」とそれぞれ笑顔で話していた。

 日本文化を学び、市民と交流する特別授業の一環として実施した。今後、平和学習や折り鶴の制作体験なども予定している。