ギャラリーを紹介する前原社長

 今秋開業150周年を迎える世界文化遺産、富岡製糸場(群馬県富岡市富岡)と同じ1872(明治5)年に造られた歴史的建築物を、商業利用しながら管理していく取り組みが始まった。地元企業が製糸場近くの土蔵(同所)を、地元産のシルクで作った帽子を展示販売する「シルクブレードハットギャラリー&スタジオ」に改修。地域文化の維持や魅力発信につなげる。

 絹関連製品を企画開発するYMエージェンシー(同所、前原和夫社長)が改修したのは、72年に建造され、明治期は鮮魚店の保管用いけすがあったという土蔵。その後は金物屋の倉庫などとして受け継がれた建物で、製糸場内の国宝「繰糸所」と同じトラス工法とされる。

 延べ床面積60平方メートルのうち、20平方メートルを展示スペース兼帽子のメンテナンス工房とし、残り部分に事務所機能を集約。店内にはハンチングやパナマ型など1万9800~6万2920円の帽子60点を展示、販売している。

 前原社長(53)は「製糸場と同じ年の建物で、現代にマッチした絹商品をアピールしていく」と話している。

 午前11時~午後5時。水曜定休。20日まで父の日フェアを開き、商品購入者に帽子のメンテナンス券(5500円分)と専用帽子ケースをプレゼントする。問い合わせは同社(電話0274-77-1071)へ。