高崎市が設置した遮断機

 近年増加する「ゲリラ豪雨」による車両水没の被害を防ごうと、群馬県高崎市は同市中尾町の関越自動車道をくぐる市道に、水位を感知して空気で膨らむ遮断器を設置した。市職員らが17日に試験運転し、迅速に車両の通行を止めて安全確保できることを確認した。7月から本格稼働する。

 遮断器は長さ3.5メートル、直径0.6メートルのポリエチレン製で、関越道下を通るトンネル状の市道につながる道路4カ所に取り付けた。地下道の水位が一定を超えると箱にしまわれた袋状の遮断器が自動で膨らみ、20秒ほどで通行を規制できる。内蔵の発光ダイオード(LED)が点滅し、夜間や暗い環境でも見やすいという。

 設置した前橋インターチェンジ付近の道路は周囲の雨水が集まりやすく、たびたび冠水が発生。昨年7月の大雨でも水位が1.5メートルほどになり、車両が水没する被害があった。手動の金属製ゲートはあったが、市役所から遠いため局地的な大雨では職員の到着が間に合わないケースもあった。遮断器の設置費用は2375万円。