▼ツツジの名所として知られる前橋市の赤城白樺牧場。立ち入り禁止の牧場内をガイドとともに巡る限定ツアーに参加した

 ▼ツアーは2015年に放牧が行われなくなった後、地元有志でつくるAKAGIやる気塾などが夏と秋に開催。普段は見られない場所から山を見上げて歓声を上げたり、見ごろを迎えたツツジの間を散策したり。3時間ほどかけ、柵の内側ならではの景色を楽しんだ

 ▼牧場は県立赤城公園の一部。雄大な自然に気軽に触れられるとあって、公園にはかつて年間100万人以上が訪れた。ただ林間学校や保養所として使われていたエリアの利用が減り、レジャーの多様化などで近年は半減している

 ▼公園の維持管理を目指し、県は民間企業の協力を得ながら、さまざまな事業を展開。さらに活性化や新たな魅力づくりに向け、基本構想の策定に取り組んでいる

 ▼今春、キャンプ場の拡張、グランピング施設やコテージの建設、ビジターセンターの機能強化を柱とする構想案を公表。パブリックコメントを行ったところ、357件の意見が寄せられた。自然環境保全を願う内容が目立ったという。県はこれらを構想案に反映させる作業を進めている

 ▼寄せられた意見は、多くの人が赤城山を大切に思い、より良い活用を望んでいることの証しだ。保全と活用の両立は簡単ではないが、誰もが納得できるアイデアや提案を期待している。