26日に一時閉店する高崎クラブフリーズ。年内にも前橋に移転する

 多くの一流アーティストが出演してきた老舗ライブハウス「高崎クラブフリーズ」(高崎市宮元町)を運営する「フリーズ」は24日、創業地である前橋市の中心街に移転し、年内オープンを目指す方針を明らかにした。入居ビルの売却に伴う一時閉店が公表され、移転先が関心を集めていた。市と連携して音楽イベントやバンドコンテストなどを行い、音楽を通じてまちなかの活性化に貢献する。

 下平研社長が同日、山本龍前橋市長の定例会見に出席して発表した。移転先とした理由について、創業地という思い入れに加え、前橋ビジョン「めぶく。」に共感したことを挙げた。「再びこの前橋でチャレンジし、前橋の地で音楽と人をつなげる役割を担いたい」と強調した。

 ライブハウス運営で得た経験や知識を基に、子どもから高齢者までの表現活動、学校の部活動や若者バンドなどを支援すると説明。イベントや屋外ライブなどを中心市街地で実施する意向を示した。具体的な移転先については「店舗を探しており未定」とした。営業再開までは市内のホールやスペースを借りるという。

 山本市長は会見で下平社長に「おかえりなさい」と呼びかけた。高校生など若者のバンドコンテスト「フリーズ杯」の開催を提案し、下平社長が「はい」と応じる場面もあった。

 フリーズは1994年に同市城東町にオープン。2004年に現在の高崎市中心部に移り、布袋寅泰さんや、ももいろクローバーZなど多くの一流アーティストが公演してきた。入居するテナントビルの売却に伴い、26日の営業をもって一時閉店する。

 群馬県を拠点に活動するロックバンド「LACCO TOWER」(ラッコタワー)は17日、ワンマンライブを行い、演奏を通じてフリーズへの感謝を伝えた。リーダーでベースを担当する塩崎啓示さんは24日の上毛新聞の取材に対し、結成当初から何度もステージに上がったとし、「高崎クラブフリーズ正真正銘のラストライブは完全燃焼悔いなし。一生忘れられないステージになりました。今までありがとう、そしてこれからも」とコメントした。

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