書道部が書いた無人販売所の垂れ幕を掲げる並里さん(左)と1年の柳田蒼太さん

 食品ロス削減や地産地消につなげようと、群馬県伊勢崎市の伊勢崎商業高(根岸卓校長)の商業研究部31人が、市内の農家から集めた規格外野菜の無人販売に取り組んでいる。農家の思いを掲示するなど販売方法を工夫。25日、スマーク伊勢崎(同市西小保方町)で今年2回目の無人販売を行う。

 規格外で廃棄される野菜が多い実態を知り、2年半前から「伊勢崎ブランド野菜のロス削減」をテーマに、地元農家の協力を得ながら活動してきた。

 対面販売ができなくても利用客と農家をつなぎたいとの思いから、「水分管理と温度管理を徹底しました」といった農家が野菜作りに込めた思いをパネルにして掲示し、「語る無人販売所」と名付けている。

 ほかにも野菜のキャラクターを作成して宣伝に生かしたり、今後の活動に生かすため、購入理由に近いものを選んでもらう投票箱を設置するなど工夫を重ねている。

 販売以外の活用法として同部の有志でプロジェクトを立ち上げ、規格外野菜を原料にした紙作りにも取り組んでいる。

 25日の無人販売は農家2軒から提供を受け、トマトやキュウリ、ナス、ネギなどを一袋百円で販売する。午前10時から。売り切れ次第終了する。

 部長で3年の並里璃王(りお)さんは「フードロス削減や地産地消につなげ、地域活性化に貢献するビジネスとして、高校生にできることからやっていきたい」と話している。

 協力している農家の原角雄さんは「販売計画から袋詰めまで一生懸命取り組んでくれている。規格外野菜を販売してくれることはありがたい」と生徒たちの活動に期待している。