群馬県伊勢崎市の北関東道で2020年12月、乗用車がガードレールに衝突し女性4人が死傷した事故で、この車に乗用車を接近させて事故を誘発したとして、自動車運転処罰法違反(過失致死傷)の罪に問われた栃木県真岡市、会社員の男(55)の論告求刑公判が24日、前橋地裁(橋本健裁判長)で開かれ、検察側は「最も基本的な注意義務を怠った」などとして禁錮4年を求刑した。弁護側は事情を酌んだ判決を求め、結審した。判決は8月18日。

 検察側は論告で、負傷した女性らの証言や鑑定結果などから男の車は全部または大部分が走行車線上にはみ出し、女性4人の車のすぐ側まで迫っていたとした。一方、弁護側は「(女性は)事故の恐怖心から被告の車の動きを大きく表現している可能性が否定できない」とした。

 事故で亡くなった女性2人の遺族が「被告から誠意や反省が感じられない」などと意見陳述した。

 一方、前橋地検は24日、処分保留としていた道交法違反(ひき逃げ)容疑について不起訴処分とした。理由は明らかにしていない。