現在「群馬の地酒PR動画コンテスト2021」を行っています。大学生グループが制作した動画を群馬SAKETSUGUのユーチューブチャンネルに投稿しています。課題のテーマは「今まで日本酒になじみのなかった若者が、群馬の地酒を飲んでみようと思うシチュエーション動画」です。県内6大学から9グループがエントリーしてくれました。動画は各1分以内と短いので、ぜひご覧いただき、評価やコメントをいただけるとうれしいです。どうぞよろしくお願いします。

 学生の皆さんは7月から約3カ月かけて動画の制作に取り組んできました。動画作りのポイントに関するオンライン講義を受けたり、各グループに割り当てられた酒蔵の蔵元らと群馬の地酒について意見を交わしたりしながら、グループで話し合い、動画のストーリーを考えました。

 参加した皆さんは元々、日本酒が好きだった方ばかりではありません。今回のコンテストをきっかけに、初めて日本酒に出合った方も多かったです。これが狙いの一つでもあります。

 核家族化や地域コミュニティーの希薄化、お酒の種類の多様化により、昔に比べると日本酒に出合う機会が少なくなっています。そこで、若者である学生が学びを通して群馬の地酒を知り、身近で魅力的な存在だと感じてもらえる機会になればと、この取り組みを考えました。

 学生の皆さんにとっても、地域の伝統や文化、産業に触れ、企業経営者である蔵元ら社会人と接する機会になりますし、仲間と一緒に課題に取り組む機会は有益ではないかと思っています。私としても、群馬の地酒の魅力発信について、多くの方に若者目線で一緒に関わっていただき、本当にありがたく感じています。

 この取り組みは、私が県庁を退職して群馬SAKE TSUGUを開業した1年目から、大学や酒蔵、各機関の皆さんに協力していただきながら進めています。1年目は高崎商科大で群馬の地酒の消費量が上がるビジネスプランコンテストを開催しました。2年目となった昨年から県内の大学などを対象に、ユーチューブを活用した動画コンテストを行っています。今年は県酒造組合の青年組織である稲水倶楽部の主催、県の共催、関東信越国税局の後援により事業を実施しています。

 昨年のコンテストでは、学生の皆さんが群馬の地酒を自分事として考え、制作した動画の発信にも精力的に取り組んでいる様子を見て、大きな手応えを感じました。これを継続していくことで、少しでも群馬の地酒と若者の接点が増えれば良いなと考えています。

 今後も群馬の地酒の消費増、価値向上に向けて取り組んでいきます。



群馬SAKE TSUGU代表 清水大輔(前橋市文京町)

 【略歴】2004年県庁入庁。産業経済部当時に地酒を担当。18年度に退職後、19年10月に地酒をPRする群馬SAKE TSUGUを立ち上げ。一橋大大学院修了。

2021/10/8掲載