厳しい暑さの中、候補者の演説を聞く有権者=25日午前11時45分ごろ

 参院選(7月10日投開票)の公示後初めての週末となった25日、群馬選挙区に立候補した自民党現職の中曽根弘文氏(76)=公明党推薦、いずれも新人で無所属の白井桂子氏(60)=立憲民主党推薦、共産党の高橋保氏(64)、政治団体「参政党」の新倉哲郎氏(43)の4人は多くの人でにぎわう商業施設や観光地を奔走し、支持を呼びかけた。県内各地で最高気温が35度以上の猛暑日となる中、候補者は額に汗を浮かべながら物価高対策や安全保障、憲法改正などを巡って主張を訴えた。

 中曽根氏は吾妻、利根沼田両地域の計10市町村を遊説し、草津温泉の湯畑などで街頭演説に立った。日本の安全保障環境や物価高に触れ、「国民の命と暮らしを守る。課題を一つ一つ解決するためには政治の安定が必要」と説いた。

 元駐日モロッコ大使で親交のあるアルール・サミールさん(69)が駆け付け、「素晴らしい人柄と経験を持つ彼の勝利を信じている」と激励した。26日は甘楽富岡地域などを回る。

 白井氏は高崎市内全域を遊説した。午後2時過ぎには多くの車が行き交う市内の交差点で手を振りながら、物価高やガソリン価格の高騰について言及し、生活者の目線に立つことの重要性を説いた。白井氏は「庶民の生活を守る、その一点で頑張っていきたい」と訴えた。

 推薦する立民の後藤克己県連会長は「とてつもない暑さだが、白井さんはもっと熱い」と呼びかけた。26日は前橋市内を遊説する。

 高橋氏は前橋、伊勢崎両市内の商業施設や公園など10カ所以上を回った。共産の塩川鉄也衆院議員=比例北関東=と共に選挙カーの上に立ち、汗を拭いながら消費税引き下げや社会保障の充実などを訴えた。

 午後3時半ごろには伊勢崎市文化会館で個人演説会を開き、集まった約80人の支持者を前に「憲法9条を守ることが日本を守ることにつながる」などと声を張り上げた。26日は高崎市内で演説する。

 新倉氏は川場村の道の駅「川場田園プラザ」を皮切りに、同村や沼田市など利根沼田地域を中心に演説して回った。

 午前から多くの来場者でにぎわった同道の駅では「今までと違う選択をするから違う結果が出る。それが今回の参院選で求められている」と、支持を呼びかけた。26日は桐生、伊勢崎両市を中心に遊説する。

 一方、NHK党の小島糾史氏(46)は25日は県内で選挙活動はせず、トラック運転手の仕事のため県外にいた。26日に前橋、高崎、伊勢崎の3市で演説する。