約1年間の稼働を終えた県央ワクチン接種センター=25日午後3時30分ごろ、高崎市のGメッセ群馬

 新型コロナウイルスのワクチン接種のため、群馬県が高崎、太田両市に設置した県営ワクチン接種センターが25日、約1年間の運営を終えた。両センターで実施された総接種回数は計約103万回に上った。今夏に本格化する4回目接種では、県営の大規模接種会場は設置されない見通し。

 最終日となった同日、高崎市のGメッセ群馬に設置された県央ワクチン接種センターには多くの希望者が駆け込んだ。3回目接種で訪れた同市の会社員、青木亮さん(28)は「滑り込みだったが、受けられてよかった」と語った。同会場は6月以降、規模を縮小して運営を続けてきたが、最終日は260人分の枠が予約で埋まった。

 運営には、注射や問診、健康観察などで多くの医療従事者が協力した。ワクチンの打ち手として働いた群馬大医学部付属病院の女性看護師(26)=前橋市=は「最後の日にお手伝いができてよかった。コロナが収束していってくれれば」と話した。

 県は昨年5月に太田市内に東毛ワクチン接種センターを、6月に高崎市内に県央ワクチン接種センターをそれぞれ開設。途中約2カ月間の休止期間があったが、両センターでは開設から今月22日までに東毛約28万回、県央約75万回の計約103万回の接種が実施された。

 25日午後4時、県央ワクチン接種センターが稼働を終えると、運営課の担当者は約50人のスタッフを前に「多くの県民に迅速にワクチン接種を進めることができた」と労をねぎらった。東毛ワクチン接種センターも午後4時で終了した。