右半身不随の宮沢麦さん(23)=東京都品川区=が26日、群馬県高崎市の県立観音山ファミリーパークで、自作のペットボトルロケットの打ち上げに挑戦した。同パークを拠点に活動する「こども宇宙センター」(白田豊代表)が協力。残念ながら高くは飛び上がらなかったが、「失敗してもくじけない」と前を向いた。

 宮沢さんは2年ほど前、白田代表のペットボトルロケットに出合った。「同じような楽しくてすごいロケットを作りたい」と手先のリハビリを兼ね、1カ月間、ロケット作りに没頭した。

 モデルにしたのは同センターの大型ペットボトルロケット。父親の親澄さん(50)や白田代表らからアドバイスを受けながら、部品の一部を自作するなど工夫を重ねた。

 完成したロケットは発泡スチロール製で高さ150センチ。1.5リットルのペットボトル6本に水と空気を詰めた。発射は白田代表とスタッフが担当。カウントダウン後、ロケットは水しぶきを上げながら高さ30センチほど浮いた。

 この日は、同センターによる高さ6メートルのペットボトルロケットも打ち上げられた。見守った宮沢さんは「すごかった。今より進化したものを作りたい」と、新作ロケットと発射装置の開発を誓った。