軽妙なトークで聴衆の心をつかむ東国原さん

 女性限定の会員組織、上毛新聞レディースクラブ「yell(エール)」の本年度2回目の講演会が26日、前橋市のベイシア文化ホール(県民会館)で開かれた。元宮崎県知事でタレントの東国原英夫さんが「ピンチをチャンスに!」と題して講演。多方面での活躍を基にした経験談を冗舌に紹介し、会場を笑いの渦に巻き込んだ。

 小学校の卒業文集に「政治家とお笑い芸人になりたい」と記していたという東国原さん。政界進出以前は、漫才師のビートたけしさんの一番弟子で、お笑い芸人「そのまんま東」としてテレビ番組などに多く出演。二つの職業の共通点を「人々を幸せにする仕事」と語った。

 1986年に所属していた「たけし軍団」が起こした騒動や、98年の自身の不祥事で一時謹慎した経験を回顧。「小説を書いたらベストセラーになった。『ふるさとに恩返ししたい』と考えて宮崎県知事に」と述べ、苦境を逆手に取った挑戦が新たな活躍につながったことに触れた。

 認知症の母親が見せたユーモラスな行動や、知事時代に起きた公務のハプニングなども、身ぶりを交えた切れのあるトークで会場を沸かせていた。

 エールは、群馬の女性を応援するコミュニティーサロンとして2013年に発足。年に4回、著名人の講演会を開いている。

 次回は9月10日に歌舞伎俳優、十二代目市川團十郎の堀越希実子夫人を招き、高崎市の群馬音楽センターで開く予定。

 問い合わせは事務局(電話027-254-9945)へ。