26日午後10時35分ごろ、群馬県太田市新田大根町の男性(75)方が倒壊していると近隣住民から119番通報があった。木造2階建て住宅が全壊し、男性が建物の下敷きになって約2時間半後に救出された。男性はがれきに左ひざを圧迫され、軽傷を負った。
太田署によると、男性は1人暮らし。発生時に地震や強い風はなかった。住宅は築約90年だったという。老朽化による自然倒壊の可能性もあるとみて、原因を調べている。
近くに住む女性(46)は「バキバキという音が3、4回聞こえた後、数分後にガーと大きな音が聞こえた。外に出たら砂煙で周りが見えなかった」と驚いた様子だった。別の女性(81)は「以前から家が傾いていてつぶれそうだと心配していた」と話した。