児童に向けて話すピアニストの金子三勇士さん(左)と指揮者の原田慶太楼さん

 世界を舞台に活躍するピアニストの金子三勇士さん(群馬県高崎市出身)と指揮者の原田慶太楼さんが29日、高崎芸術劇場で高崎城東小6年生に向けて特別授業をした。

 児童はピアノの下に潜り込んで金子さんの演奏を聴いたり、「作曲家の魂を伝えるのが指揮者」と話す原田さんの言葉に耳を傾けたりして一流の音楽を体感した。
 2人はピアノが音階を作る仕組みや、オーケストラが演奏を披露するまでの過程などを解説。児童は今回、金子さんの演奏を間近で鑑賞することが認められ、ピアノの弦の下や金子さんの真後ろの位置で、迫力の「英雄ポロネーズ」を堪能した。
 2人は子どもの頃に音楽家を志し、意志の強さや努力の継続が現在の活躍に結び付いたと説明。金子さんは「大人まで、きっとあっという間。宣言したり胸に秘めたりしている夢や目標へのチャレンジをやめないで」と優しく語りかけた。
 受講した牟田口華愛さん(11)は「これだけ力強くて大きな音色は初めて。一曲一曲に作者の思いがあって、音楽家はそれを表現していると知った。すごい仕事」と話した。
 特別授業は群馬交響楽団が主催。2人と群響が出演する子ども向けコンサート(8月、同劇場)を前に、本物の音楽に触れクラシックに親しんでもらおうと企画した。