選挙割を知らせるポスターを掲示する従業員=29日、高崎・京ケ島天然温泉湯都里

 7月10日投開票の参院選への関心を高めてもらおうと、群馬県内の企業が投票した人に割引や特典を提供する「選挙割」を展開している。投票率向上への貢献だけでなく、百貨店などでは選挙期間中に客足が鈍る傾向があることから、来店を促す狙いもある。

 高崎高島屋(高崎市)は11日まで、期日前投票を含む投票済み証明書か、投票所の写真を提示した人を対象に、食料品売り場のパンや総菜を1割引きとする。6階レストラン街ではソフトドリンクを1杯サービスする。

 2019年の参院選と21年秋の衆院選に続き、3度目の取り組み。担当者は「投票の帰りにおいしいものを買ったり食べたりしてほしい」と呼びかける。

 館林市のショッピングモール、アゼリアモールでは一部店舗を除き、投票済み証明書の提示で商品の割引やグッズプレゼントなどの特典が受けられる。6~10日の抽選会にも1回参加できる。

 19年の参院選から選挙割の取り組みを始め、「お客さまにも浸透してきた」(同モール)と手応えを感じている。2~9日にはモール内に期日前投票所が設置される予定で、担当者は「期日前投票をしてそのまま選挙割サービスも受けられる」とPRする。

 食品スーパーのとりせん(同市)も市内3店舗に限り、投票済み証明書を提示すると一部商品を除いて5%を割り引く。13日まで。

 クリーニング店「アースフィールド」(同市)は10~14日、投票済み証明書を見せると、クリーニング料金を1割引きする。土田勝也社長は「特に若い世代に投票に行ってほしい。少しでも役に立てれば」と話す。

 入浴施設「京ケ島天然温泉湯都里(ゆとり)」(高崎市)は1~15日、投票済み証明書の提示で1日入館料を割り引き、通常963円(土日は1128円)を660円とする。施設は幅広い年齢層が利用しており、若い世代に投票を促したい考え。

 昨年秋の 衆院選でも同様の割引を行い、11日間で231人の利用があった。担当者は「食事処やサウナにはテレビがあり、開票速報も見られる。投票帰りにお風呂に入って汗を流してほしい」と話した。