2日未明から全国で発生したKDDI(au)の通信障害で、群馬県内でも気象庁の観測地点やスポーツ観戦の入場用電子チケットなどに影響が出た。消防は緊急時に携帯電話での通話ができない可能性があるとして注意を呼びかけた。

 サッカーJ2ザスパクサツ群馬の試合が行われた前橋市の正田醤油スタジアム群馬周辺では、入場時に係員に見せるQRチケットの画面が表示できなくなる観戦者がいた。同クラブはチケットを購入したことを証明するメールを提示すれば入場可能にするなど、普段と異なる対応を取った。

 気象庁によると、気温や降水量を観測する地域気象観測システム(アメダス)の通信状態が不安定になり、観測地点ごとのデータを取得できない事態が断続的に起きている。県内ではKDDIの回線を使用していない前橋を除き、ほとんどの観測地点で影響が出ているという。同庁ホームページ上の午後9時現在の最高気温データを見ると、伊勢崎、桐生など7地点にデータが不十分な場合に使われるマークが入っていた。

 県危機管理課は県内の11消防本部に対し、119番通報に影響が出る可能性があるとして地域住民に知らせるように通知した。伊勢崎市消防本部は管内を車で巡回し、通報には携帯電話ではなく固定電話を使うように呼びかけた。