「大泉の最大の魅力は人」と話すReiさん

 2019年に大泉町観光協会の協力を得て町内を自転車で巡るところから制作を開始。直後の新型コロナウイルス感染拡大で思うように撮影が進まなかったが、足かけ4年、満を持して動画投稿サイト「ユーチューブ」で公開した。「(ビデオ尺の)6分12秒に大泉の魅力を詰め込んだ。世界中の人たちに見てほしい」と自信をのぞかせる。

 帰国子女で海外生活が長かった。慶応大を卒業後、興味のあった格闘技やダンス、音楽などの要素が入った「カポエイラ」の本場、ブラジルに渡った。そこで文化や食に魅了されたという。

 日本に戻ると、「ブラジルの雰囲気が忘れられず」、多くの日系ブラジル人が住む大泉町をたびたび訪れるように。持ち前のオープンな性格でブラジル人コミュニティーにも溶け込んでいる。

 観光PRミュージックビデオ「Oi!Zum Zum OIZUMI ―世界がぎゅーっと、おおいずみ―」は3部構成。1部では日本人女性2人が町内の飲食店やスーパーマーケットを訪ねて食や文化を紹介し、2部では町内で暮らすブラジル人の家族を取り上げ、3部では1990年以降の「デカセギ」の歴史を振り返った。約150人が登場し、ドローンを使った上空からの利根川の景色も見応え十分だ。

 これからも自宅のある東京と行き来して、「第二の古里、大泉」と関わりを持ち続ける。目標は日系人の若者の夢実現をサポートすること。「みんなポテンシャルが高い。自分の経験を少しでも生かすことができたら」と意気込む。