開所式で鮮度管理や衛生管理を掲げた「5つの宣言」を唱和する従業員=吉岡町

 農産物の生産や販売を手がけるファームドゥ(群馬県前橋市、岩井雅之社長)は4日、吉岡町大久保で流通センターの開所式を開いた。流通の拠点として、入出荷や加工など複数の機能を敷地内に備え、取引機能の強化を目指す。

 同社は近隣店舗に直接農産物を持ち込んでいた生産農家の負担軽減のため、群馬、埼玉両県の集荷ポイントを巡って流通センターに農産物を集める「巡回集荷システム」を構築。より効率化を図ろうと業務用食品総合商社の大成物産(玉村町)の倉庫跡を借り受けてセンターを移転した。

 4628平方メートルの敷地には、常温倉庫と保冷倉庫それぞれ約660平方メートルを配置。冷蔵設備が広がったことで鮮度管理がしやすくなり、駐車スペースの拡大によりトラックの積み降ろしの作業効率も上がった。

 同センターでは今後、食品ロス削減などのため余った農産物の1次加工を予定。農産物の仕分けや袋詰め作業の機械化のための準備も進めている。岩井社長は「今までより一層仕事がしやすい環境になった。協力して良い流通センターにしてほしい」と話した。