「打ちひしがれている」「寂しい」―。群馬県の前橋、高崎両市に4店舗を展開し、地場スーパーとして親しまれてきた「しみずスーパー」が今月で全店閉店することが明らかとなり、ネット上に悲しむ声があふれている。各店舗では閉店までの3日間、加工食品や雑貨などを3~5割引きするセールを予定。運営会社は顧客や住民に対し、「長年のご愛顧ありがとうございました」と感謝している。

 上毛新聞が5日、全店舗の閉店方針を伝えると、ツイッターなどでは「子どもの頃からよく行っていた」「時代の流れとは言え寂しい」などと悲しむ声が広がった。小売り業界の競争が激しいことを踏まえ、「地域密着型の規模の小さいスーパーは淘汰されていくんだろう」と惜しむ人もいた。

 運営するしみず(本部・前橋市)によると、全4店舗のうち前橋市の亀里店が17日、高崎市の小八木店は21日、前橋市の青柳店と川原店は24日に閉店する。各店は最後の3日間で閉店セールを予定。調味料やカップ麺などの加工食品、菓子、雑貨などを初日は3割引き、2日目から5割引きで販売する。最終日はいずれも午後3時までの営業で、生鮮品の売り尽くしも行う。

 しみずスーパーでは買い物200円ごとにポイントを付与し、一定量たまると店内の商品や、カタログに掲載している日用品などと交換するサービスをしている。閉店が決まったことで、これまでためていたポイントの交換を常連客らに呼びかけている。各店ではそれぞれの閉店の2日前、通常はない特別商品も用意して交換受付会を開く。

 県内で最大6店舗を展開していたしみずスーパーは、競合するスーパーやドラッグストアの進出などで近年は売り上げが減少。運営する4店舗を全て閉店することを決めた。事業は譲渡する方向で調整している。

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