「奈良屋」の浴場を見学するウクライナ避難民の女性たち

 群馬県前橋市の学校法人ニッポンアカデミーが受け入れたウクライナ避難民の女性9人が5日、草津町を訪れて町内の旅館などを見学した。同法人は日本での自立に向けて9人にアルバイトを提案しており、日本文化を理解でき、客と会話する機会も多い旅館を選択肢に入れてもらう。草津温泉の女将(おかみ)でつくる「湯の華会」主催の勉強会にも参加し、女将や黒岩信忠町長らから歓迎を受けた。

 9人は老舗旅館「奈良屋」(同町草津)を訪問。従業員が部屋や大浴場、食事処(どころ)などを案内すると、興味深そうにスマートフォンで写真を撮影し、湯の温度を確かめていた。

 日帰り入浴施設「西の河原露天風呂」では入浴後、前日に着付けを練習した浴衣に着替えた。勉強会で9人は日本語であいさつ。黒岩町長は「草津は小さな町だが町民一丸となって皆さんとウクライナを支援する」とエールを送った。

 初めて日本の温泉に入ったというヤツニアック・アンナさん(19)は「最初は不安だったが、とてもリラックスできた。アニメや漫画で知っていた温泉に入ることができて良かった」と満足そうだった。