10日投開票の第26回参院選で、上毛新聞は2~4日に行った電話世論調査と担当記者の取材を基に群馬選挙区(改選数1)の終盤情勢を分析した。7選を目指す自民党現職の中曽根弘文氏(76)=公明党推薦=が幅広い支持を得て、他の候補者を大きく引き離している。無所属新人の白井桂子氏(60)=立憲民主党推薦=は支持基盤に浸透してきているが、広がりは限定的。共産党新人の高橋保氏(64)は厳しい戦いを強いられている。

 中曽根氏は厚い保守地盤と高い知名度に支えられ、全県、全年代、全職業で大きくリード。自民支持層の8割、公明支持層の7割に浸透するほか、国民民主党支持層の9割強、日本維新の会支持層の5割弱からも支持される。無党派層の約4割にも浸透し、立民支持層の一部にも食い込む。

 地域別の分析でも、全ての地域で他の候補者を上回る支持を得ている。

 白井氏は立民支持層の約6割を固めた。れいわ新選組支持層の6割強、社民党支持層の4割弱に浸透し、維新支持層と共産支持層の一部からも支持を得ている。国民県連が支援を表明しているが、国民支持層に浸透できておらず、無党派層からの支持も限られる。年代別では、30代で比較的善戦している。唯一の女性候補だが、女性からの支持が伸びていない状況だ。

 高橋氏は共産支持層の6割を固めた。職業別で、契約社員・アルバイトなどの層から一定の支持があるものの、全体的には広がりを欠いている。

 政治団体「参政党」新人の新倉哲郎氏(43)と、NHK党新人の小島糾史氏(46)は厳しい戦い。ただ、全体の3割強が投票先を決めておらず、流動的な要素もある。各陣営は最終盤に向け、支持基盤へのさらなる浸透や無党派層の獲得など、活動を活発化させている。

【調査の方法】2~4日の3日間、県内の有権者を対象に、コンピューターで無作為に電話番号を発生させて電話をかけるRDD(ランダム・デジット・ダイヤリング)法で実施。820人から回答を得た。