サッカーJ2ザスパクサツ群馬を運営するザスパ(前橋市)がチームの名称変更を検討していることが6日、複数の関係者への取材で分かった。新たな名称の候補に「ザスパ群馬」などが挙がっており、使用開始は2024年シーズン以降となる見込み。同社は関係先に方針を伝えるなど調整を進めている。名称変更を通じて協力企業を広げ、チームのさらなる飛躍につなげたい考えだ。

協力企業拡大狙う

 チームは草津町の社会人クラブ「リエゾン草津」を前身とし、温泉を意味する「THE SPA」から「ザスパ草津」として02年に設立。今回の名称変更は「クサツ」の表記を除いた案が検討され、特定の地域色を薄めて協力企業の拡大などを目指す。6月初旬までに、同社役員が同町や支援者らに意向を説明した。同町は「正式な発表がないため、コメントできない」としている。

 創立当初、選手が温泉宿で働きながらJリーグを目指す姿が話題を集めたが、05年のJ2昇格後は主にホームスタジアムや練習拠点のある前橋市など、県央地域での活動が中心となった。全県的な支持を得ようと、13年シーズンに「ザスパ草津」から「ザスパクサツ群馬」に変更した。

 J2に復帰した20年には、業務の合理化や効率化を理由に本社を同町から前橋市に移し、社名を「草津温泉フットボールクラブ」から現行のザスパに変えた。チームの名称変更は、社名変更前から検討してきており、クラブ創立20周年の節目となる今年、実現に向けて動き出した。

 Jリーグへの申請が必要となるため、新たな名称が使われるのは専用の練習場が整備される24年以降になるとみられる。

 同社は「現段階で話せることはない」としている。