明治から昭和にかけての絵はがきを見る来館者

 群馬県高崎市の歴史民俗資料館は31日まで、企画展「絵葉書になった高崎の明治、大正、昭和」を開いている。高崎の名所や街並みなどを題材に明治から昭和に作られ、同館に寄贈された約50点を展示。世相を反映した絵はがきを通して同市の歩みを感じることができる内容になっている。

 戦前、戦中の絵はがきで目立つのは「軍都」としての姿。歩兵第15連隊の正門や凱旋(がいせん)門などの軍施設が「名所」「名勝」などとして紹介されている。軍人が歩くすぐそばで子どもが三輪車で遊ぶ写真もあり、軍人がいるのが「当たり前の光景」(同館)だったことがうかがえる。

 新旧の聖石橋や公園などの観光施設、市中心部の洋風建築に加え、水害の被災状況も取り上げられている。馬車鉄道や路面電車が走っていたことが分かる絵はがきも展示されている。

 明治末に前橋市をメインに開かれ、各地の生産物を競った「一府十四県連合共進会」で設けられた建物の写真も目を引いている。

 企画展とは別に1996~97年ごろの市街地の写真も館内に掲示。建設中の市役所も写り、絵はがきと比べながら変化を感じたり、懐かしんだりすることもできる。

 同館は「その時代の人が注目していることが絵はがきになっている。昔の人の感覚を感じ取って」としている。

 午前9時~午後4時。月曜休館(18日は開館し、19日に休館)。