サプライズで登場し、児童から盛大な拍手を受ける高木さん

 スピードスケートの五輪金メダリスト、高木菜那さん(30)が8日、群馬県嬬恋村の嬬恋東部小(家本光雄校長)を訪れて講演した。約160人の全校児童に対し、好きなことに一生懸命取り組む大切さを伝えた。

 講師が高木さんだと児童たちに伝えず、サプライズで行った。家本校長の先導で高木さんが会場に入ると、割れるような盛大な拍手と歓声が沸き上がった。

 高木さんは明るいトークで子どもたちの心をつかみ、五輪に3度出場し、2018年平昌五輪で二つの金メダルを獲得した経歴などを紹介。五輪の選手村や、これまで訪れた国についての話に子どもたちは興味津々の様子だった。

 講演の中で高木さんは「結果が出なくても、目標に向かって一生懸命やっているのはかっこいい」と語りかけ、「みんな違ってみんないい。自分が好きだと思うことを全力でやってほしい」とエールを送った。「嬬恋村のキャベツを食べたことがありますか」「どうやったらスケートが速くなりますか」などの子どもたちからの質問にも答えた。

 嬬恋東部小スケート部の柳沢弘教諭(43)が、高木さんにスケートが盛んな嬬恋村での講演を依頼し、実現した。柳沢さんは「講演を聞いて子どもたちが目標に向かって努力できる人になってくれれば」と話していた。講演は嬬恋西部小でも行われた。