当選確実の一報を受け、国会議員や支持者らと喜びを分かち合う中曽根氏(中央)=10日午後8時ごろ、前橋市大渡町の選挙事務所

 投票が終わった直後の10日午後8時過ぎ、テレビで自民党現職の中曽根弘文氏(76)=公明党推薦=の当選確実が伝えられると、前橋市大渡町の選挙事務所は大きな拍手に包まれた。改選組では最多となる7選を確実にし、集まった約500人の支持者は「ぜひ議長に」と期待に胸を膨らませた。

 両手を振りながら会場に姿を現した中曽根氏は「県民の皆さんの熱いご支援、激励をいただいて戦い抜くことができた」と感謝。重要課題が集中している現状を国難と表現し、「6期36年の経験を生かして課題解決に全力で取り組んでいきたい」と抱負を述べた。

 2日前に凶弾に倒れた安倍晋三元首相の妻、昭恵さんからは党本部に「(万歳など)従来通りにやってほしい。主人もそう願っていると思う」と伝えられたといい、清水真人選対本部長の音頭で万歳三唱。小渕優子選対事務長は「安部総理に群馬が1番に良い報告ができた」とあいさつした。

 1986年以来6回連続で当選し、全県で強固な地盤に支えられる中曽根氏だが、今回はコロナ禍の影響で準備期間が短かった。陣営は高い知名度ゆえの気の緩みを危惧し、決起大会を前倒しするなどして組織を引き締めた。選対幹部に連立を組む公明議員も加え、総力戦を展開した。

 共同インタビューで7期目の抱負を問われた中曽根氏は「安全保障や教育の問題、そして伝統文化を継承していく。日本は世界から尊敬される国にならないといけない」と力を込めた。