碓氷製糸の工場内で生産された生糸

 群馬県産絹の魅力を感じてもらい、利用促進や絹遺産の価値の再認識につなげようと、県は16日から、日本最大の製糸工場、碓氷製糸(安中市松井田町)の工場見学ツアーを始める。同工場で県が一般個人向けに企画した初めての見学会で、8月27日までの月、金、土曜に1日3回実施する。

 工場内のツアー所要時間は約1時間。繭から生糸を作る様子が間近で見学できるほか、工場敷地内にある絹製品の売店で県産シルク商品の買い物も楽しめる。

 ツアーは上信電鉄上州富岡駅(富岡市富岡)が発着点。専用のジャンボタクシーで移動する。同駅は、世界文化遺産「富岡製糸場と絹産業遺産群」ガイダンス施設の世界遺産センターが目の前にあり、同製糸場にも徒歩10分ほどで行くことができる。

 見学料500円が必要だが、売店で利用できる500円分の買い物券のほか、繭玉や生糸の土産がもらえる。上州富岡駅―碓氷製糸間の往復交通費は無料。

 県蚕糸園芸課は「県産絹の利用促進はもちろん、生産の現場を知り群馬シルクや世界遺産への理解を深めてほしい」としている。

 同駅出発は各日午前10時15分、午後0時15分、同1時15分。定員は各回8人。特設のウェブフォーム=QRコード=から予約する。空席があれば当日参加も可能。8月12、13、15、19、20の各日は開催しない。問い合わせは同課(☎027-226-3092)へ。