一時満杯になったコンビニエンスストアの駐車場(10日午後0時半ごろ。提供写真。一部加工しています)

 群馬県の県央地域で10日に行われた県教委の公立学校教員採用試験で、近隣のコンビニエンスストアに送迎車が集中し、経営者が「売り上げに影響した」と嘆いている。駐車場は一時、満杯になり、1時間以上駐車した車もあった。県教委は車での来場や周辺店舗への駐車を禁止していた。経営者はコンビニ店にはさまざまな人が立ち寄ることは理解しつつ、「人に模範を示す立場になろうという人がいかがなものか」と首をかしげる。

 試験は県央地域の6会場で行われ、計約1200人が受験。募集要項では会場への車の乗り入れや周辺店舗への駐車を禁じ、電車やバスによるアクセス方法を案内していた。

 経営者によると、防犯カメラには21台分の駐車スペースが試験終了前の午前11時45分ごろから午後0時35分ごろまで満杯状態の様子が映っていた。駐車スペース以外に無断で止めた車もあったという。

 買い物せずに立ち去る人もおり、売り上げは普段の同時間帯と比べ半分以下になったとしている。経営者は「試験終了が昼のピークと重なった。たとえ1時間でも死活問題」と困り顔。昨年も同じような状況が生じており、13日までに県教委に連絡した。

 県教委学校人事課は「一部の受験生がルールを守れず申し訳ない。周辺店舗への駐車禁止の周知を徹底していきたい」としている。