群馬県は14日、群馬県草津町の飲食店が提供した食事を原因とする食中毒が発生したと発表した。吾妻保健所管内に住む12~14歳の男性11人が下痢や発熱、腹痛などの症状を訴えたが、全員が入院せず快方に向かっている。症状を訴えた人の便からカンピロバクターが検出された。

 県によると、7日午後1時45分ごろ、吾妻郡内の医療機関から「3日の夕方に会食したグループのうち、4人が発熱、下痢などの症状を訴えて受診した」と吾妻保健所に連絡があった。保健所が調査したところ、草津町の飲食店を利用した53人のグループのうち、11人が同様の症状を訴えてることを確認した。飲食店では鶏や牛、豚の焼き肉などを食べていた。

 症状があった人が共通して食べていたのがこの店の食事のみで、10人の便からカンピロバクターが検出された。症状がカンピロバクターによる食中毒と一致していたことなどから、この店の食事を原因とする食中毒が発生したと断定した。

 食中毒の発生を受け、県はこの店に対し、14日から3日間、飲食店営業を停止する処分を出した。

 カンピロバクターは、鶏や牛、ペットなどの消化管内に生息している。生または加熱が不十分な食肉などが食中毒の原因となる。下痢や腹痛、発熱が主な症状で、潜伏期間は平均2、3日。食肉は75度、1分以上を目安に十分に加熱して生食を避けたり、生肉を扱う際は専用のトングやはしを使ったりすることが予防に有効とされる。