設置するゴンドラのイメージ(草津町提供)

 通年型の山岳リゾートへの転換を進めている草津温泉スキー場を巡り、草津町は、2023年12月の供用開始を目標に、天狗山ゲレンデの麓から頂上までの約460メートルを結ぶゴンドラを整備する。頂上には飲食店が入ったレストハウスを建設する予定。温泉街を見下ろせる眺望を生かし、シーズンを問わず、幅広い年齢層が楽しめる空間作りを目指す。

 町によると、現在稼働中のリフトは建設から30年以上が経過して老朽化しているため、来年4月から取り壊しを始め、新たにゴンドラを設置することとした。

 ゴンドラは8人乗り。計画では3台1セットで構成し、4セット同時に稼働させる。個室型のゴンドラにすることで、リフトに乗れなかった乳幼児をはじめ、車いす利用者も頂上に行けるようにする。

 頂上にある1階建ての展望ハウスも取り壊し、3階建てのレストハウスに建て替える。眺望を重視し、ガラスを多用することなどをコンセプトにしている。

 リフトは通年で運行しており、新型コロナウイルス感染拡大前の19年度には12万1千人の利用があった。20年度に6万1千人まで落ち込んだが、21年度は10万4千人まで回復。ゴンドラに切り替えた後の24年度は12万9千人を見込んでいる。

 同スキー場は、町が出資する草津観光公社が運営している。町は、26日開会予定の町議会臨時会に関連費用を盛り込んだ補正予算案を提出する。

 黒岩信忠町長は「スキーを楽しむだけのかつてのスキー場から転換していきたい」と話している。