黒沢村長(右)につえを手渡す本多さん(白岩さん提供)

 日航ジャンボ機墜落事故現場「御巣鷹の尾根」(群馬県上野村楢原)を慰霊登山する遺族らに役立ててもらおうと、手製のつえを作り続けている藤岡市の本多一助さん(81)が14日、つえ50本を村に寄贈した。事故が起きた8月12日に合わせて順次、登山口に置かれる。

 つえは友人の白岩慎さん(85)=同市=らが素材となるニセアカシアの木の調達に協力し、本多さんが削るなどして製作。藤岡美九里東小の5、6年生が6月、悲惨な事故の再発防止や登山者の安全などを祈るメッセージを書き入れた。

 村役場を訪れた本多さんが、追悼慰霊施設を運営する公益財団法人「慰霊の園」理事長の黒沢八郎村長に手渡した。

 本多さんは1992年から活動を続けており、今回で寄贈総数は3420本となった。「子どもたちのメッセージを喜んでくれる遺族もいる。少しでも安全に登る手助けになれば」と語った。