参院選の結果を新聞各紙がどう報じたかを読み比べて検証する社会科の授業が15日、群馬県太田市のぐんま国際アカデミーで開かれた。中等部3年生が上毛新聞など7紙を並べて見出しや記事、写真などをチェックし、新聞製作者の意図を推し量った=写真

 改選1人区の結果に関する見出しを「野党4勝28敗」「自民28勝4敗」と全く逆の表現をした2紙を比較。「大勝」「勝利」の言葉の使い分け、社説の論調なども参考に、各紙が与党に肯定的か、否定的かを6段階評価で判定した。

 中台心泉このみさんはある新聞が1面の記事で野党にほとんど触れていないことに気付き、「記事の書き方に大きな差があった」と驚いた。山崎瑠璃子さんは写真とグラフに着目。「当選者の笑顔の写真を大きく使うとインパクトがある。グラフを目立たせるため、派手な色使いにしているのでは」と推測した。

 指導した今井信一教諭は10年近く、国政選挙の度に同様の授業をしている。「同じ選挙結果でもさまざまな書き方、受け止め方がある。それを知ってほしい」と強調した。