再塗装したボールドウィン蒸気機関車の前に立つ星野さん

 県内外の森林鉄道ファンらでつくる「よみがえれボールドウィン実行委員会」(内田章会長)は24日、沼田市利根町根利の林野庁林業機械化センターで、第9回根利森林鉄道まつりを開く。同センターで保存され、昨年製造から100年を迎えて会員が車体を再塗装した蒸気機関車「ボールドウィン置戸(おけと)3号機」をお披露目する。

 イベントは「ボールドウィン祝100歳」と題して昨秋に予定していたが、コロナ禍で延期された。経済産業省の近代化産業遺産でもある3号機は、1921(大正10)年に米国で造られ、日本に導入された。同年に開業した北海道の置戸森林鉄道で40年間近く木材搬出に使われ、69年から現在地で保存されている。燃料に木材を使い、森林地帯を走るため煙突内部に火の粉止め装置があり、「かぼちゃ煙突」と呼ばれる。

 今年5月には他の保存車両群や地元の根利森林鉄道遺構群も含めて、日本森林学会の林業遺産に認定された。まつりでは、ホイットカム社製7号機(26年製造の内燃機関車)なども見られる。

 実行委事務局長の星野尚司さん(68)は「日本の林業の機械化の先駆けであり、全国各地にあった森林鉄道や先人の苦労を知ってほしい」と話している。

 まつりは午前11時~午後2時。先着80人、参加費2千円(記念品・資料代)。問い合わせは実行委(yomigaere_baldwin@yahoo.co.jp)へ。