世界文化遺産「富岡製糸場と絹産業遺産群」に関連した研究の費用を助成する事業「絹ラボ」について、主催するシルクカントリー群馬プロジェクト実行委員会は20日、11件を採択したと発表した。

 14件の応募から有識者による審査を通過した学生の部4件、一般の部7件に上限20万円の研究費を支給する。採択者・団体は申請したテーマの研究を深め、来年2月に予定する報告会で成果を発表する。

 絹ラボは、世界遺産や絹文化の価値を次代へ継承するとともに、若手研究者を育成しようと2020年度から継続している。本年度、採択された11件のうち、新規は高校生グループを含む4件、3年連続は6件だった。

 実行委は県や世界遺産の構成資産のある4市町、富岡製糸場世界遺産伝道師協会などで構成。県歴史文化遺産室は「絹遺産の新たな活用案など、高校生ら若い世代からも前向きな題材が出ており、成果に期待したい」としている。