群馬県高崎市の化学品製造会社の取引先持株会から約792万円を着服したとして、県警捜査2課と高崎署は21日、業務上横領の疑いで、藤岡市の元同社社員の女(53)を逮捕した。

 逮捕容疑は同社管理部門に勤務し、取引先持株会の事務局業務を担当していた2020年6月2日~12月4日、同会の口座から自分が管理する従業員持株会の口座に17回にわたって計792万1030円(手数料含む)を振り込み、着服した疑い。

 県警によると、「間違いありません」と容疑を認めている。社内調査で不審な出金があったため本人に確認したところ、着服を認めたという。21年11月に取引先持株会が刑事告訴し、県警が捜査していた。他にも時効が成立したものを含めて計約5000万円の出金が確認されており、県警が関連を調べている。

 同社は取引先持株会の会員企業などに謝罪し、容疑者に代わって損害額を弁済した。同社は「真摯(しんし)に受け止め、ご迷惑をおかけした皆さまにおわび申し上げる。管理体制を再構築し、二度とこうしたことが起きないように取り組んでいく」とコメントした。