解体工事が始まったスカイビル=21日午後、高崎市宮元町

 群馬県高崎市中心街に百貨店として建てられ、最上階の回転レストランで親しまれた9階建ての「スカイビル」(同市宮元町)が解体され、跡地にマンションが建設されることが21日、分かった。建物は6月末で管理会社の日本エリート(東京都)から不動産事業者の三信住建(同)に売却され、既に一部の解体工事が始まっている。昭和の中心街のにぎわいを象徴した建物が失われ、惜しむ声も出そうだ。

 関係する設計業者によると、建設されるマンションは18階建てで、2025年の完成を目指している。

 スカイビルは地元事業者による「協同組合中央デパート」から組織変更した企業が1968年に百貨店として建設。円筒形の回転レストラン「高崎スカイラウンジ」は内部の床が1時間ほどで1周し、市街を一望できた。

 81年に地下食堂街を除いて閉店した後はテナントがたびたび入れ替わる状態が続き、百貨店のスズラン(前橋市)の一部店舗が入居していたこともある。

 2002年に日本エリートがビルを取得し、飲食店街を整備するなどした。ビルでは、04年に前橋市内から移転した老舗ライブハウス「高崎クラブフリーズ」が今年6月まで営業を続けていた。