新型コロナウイルス感染急拡大に伴い、救急患者の搬送先がすぐに決まらない「救急搬送困難事案」が、11~17日の1週間に群馬県内11消防局・本部のうち7消防で28件あったことが21日、県への取材で分かった。前週(4~10日)の19件から47%増えた。28件のうち10件がコロナ疑い患者で前週の5件から倍増した。

 同事案は医療機関への受け入れ照会が4回以上行われ、現場に30分以上とどまったケースを指す。総務省消防庁によると、全国の52消防でも11~17日に4139件と前週から43%増えた。

 一方、吾妻広域消防本部は21日、分署員ら13人のうち3人が感染し、3人が濃厚接触者となった長野原分署(長野原町)の火災、救急出動を一時休止し、同本部の他署が出動すると発表した。期間は22~31日の予定。濃厚接触者の陰性が確認され、復帰した場合などは短縮する可能性がある。