群馬県みなかみ町の谷川岳一ノ倉沢で、登山愛好家の根岸幸一さん(78)が、雨の影響で花びらが透明に見えるサンカヨウを撮影した=写真。「きれいに透明になった様子を撮影できて良かった」と喜んでいる。

 根岸さんによると、メギ科のサンカヨウは普段は白く見えるが、水にぬれると光が散乱しにくくなり、透明に見えるようになるという。撮影したのは19日午前11時ごろで、雨の影響で透明に変化していた。

 根岸さんは前橋市の「ジャズ喫茶 木馬」のオーナーで、小学生の頃から県内外の山々を登っている。30年以上前から毎年4~7月、サンカヨウやシラネアオイを見に谷川岳を訪れている。「写真を通して、谷川岳の自然の営みを感じ取ってもらいたい」と話していた。

 植物に詳しい同町文化財調査委員の阿部利夫さん(72)によると、谷川岳のサンカヨウの見頃は例年5月中旬~6月下旬ごろだが、今年は積雪量が多かったことなどが影響し7月になっても見られるという。

 根岸さんによると、7月末ごろまで楽しめそうというが、滑落する危険性があるとして「ガイドと同行して」と強調した。