約束の丘を案内する相馬支配人
電飾されたアスレチック施設「フォレストアドベンチャー・上野」

 オートキャンプ場やコテージを有し、自然の中で夜空に輝く星を眺めながら宿泊できる。昨年4月、「天空回廊」がプロポーズにふさわしいロマンチックな場所とされる「恋人の聖地」に認定。エリア内にあるまほーばの森では、親密な相手と一緒に思いをハンカチに書き込むイベントが行われ、カップルからの注目が高まっている。

 天空回廊は、最高が地上90メートルに及ぶ歩行者専用の巨大つり橋「上野スカイブリッジ」を中心とした一帯。恋人の聖地への認定を機に、公募で森にある丘の名称を「約束の丘」と決めた。丘には撮影用のスマホスタンドが設置され、つり橋を背に恋人とのツーショットを残せる。誓いの思いを込めて鳴らす「約束の鐘」も置かれている。

 まほーばの森などに置かれたガチャガチャには、恋人同士の心情を記すことができるピンク色のハンカチを封入。掲示場所となる約束の丘にハンカチがはためき、ロマンチックな雰囲気を醸し出す。富岡市の保育士、山田美里さん(30)は「非日常感がある印象。普段は言えないことを口にでき、特別な時間を過ごせると思う」と話した。

 天空回廊を運営する上野振興公社は昨年12月、カップル向けと銘打ち、エリア内のアスレチック施設「フォレストアドベンチャー・上野」のキャノピーコースを電飾するイベントを開催。午後6時~7時半に実施すると、施設で味わえるスリルと闇夜を彩る光のロマンチックさから10組ほどの恋人たちが訪れた。

 今冬はつり橋や約束の丘などでイルミネーションを行う予定。客足が落ち込む冬場の誘客につなげる狙いがあり、天空回廊の相馬茂明支配人(40)は「大切な約束から幸せの連鎖につながる架け橋を担う施設になってほしい」と期待している。

グランピングで一層魅力

 上野振興公社によると、つり橋では足がすくむような高所を2人で身を寄せ合って歩けるため、恋愛における「つり橋効果」を期待する人もいるという。ピンク色のハンカチも周囲の濃緑に映えて、恋人同士の利用もより増えるのではないだろうか。

 8月にはオートキャンプ場の大部分がグランピングエリアに生まれ変わる予定で、愛らしい外観の建物が立ち並ぶという。北欧をイメージした室内を満喫できるといい、新たな魅力になりそうだ。

 4~11月の午前10時~午後3時半はつり橋から30分おきにシャボン玉が吹き上がり、幻想的なムードを演出する。4人用と8人用があるコテージが1万5400円から、オートキャンプ場は1区画3300円から。問い合わせはまほーばの森(☎0274-59-2146)へ。